【メルマガ#36】人を動かす？ それとも、自分が動く？

■人を動かす、とは言うけれど

カーネギーの本には、たくさんの原則が出てきます。

• 批判しない
• 誠実に評価する
• 自己重要感を満たす
• 心から褒める

でも、喜納的にまとめると——

｢相手に関心を持つくらい、その人を好きになれ｣
という、シンプルだけど難しい話だなと。

中でも印象に残ったのが、

｢人は誰でも、自分のことが一番大切な存在｣
という前提に立て、という部分。
要するに、みんな“かまちょ”なんですよね。

• 名前と顔を覚えてほしい
• 髪を切ったら気づいてほしい
• ミスしても、そこまで責めないでほしい
• 頑張りは、ちゃんと見てほしい

これ、後輩も、上司も、取引先も、　実はみんな同じ。

「人を動かす」以前に、人として扱えていますか？
という問いを突きつけられた気がしました。

■では、何のために人を動かすのか？

先日、浦添の人材育成センターで
比嘉講師の講演
｢天命を知る。人を突き動かすものは何か｣
を聞く機会がありました。

その中で、こんな言葉がありました。

「天命は、自分の“好き”や“関心”の中にある。
人を好きになることが、人生を動かし始める。」

ho…。
人を動かす話から、一気に人生哲学へ。

天命というと、大げさに聞こえますが、
要は——
｢何のために生きているのか｣
を考えずに過ごすのは、ちょっとモッタイナイよ、という話。

■天命を見つけるヒント（喜納解釈）

比嘉講師が挙げていたのは、意外と地味でした。

• 自分よりキラキラしている人と付き合う
• 本を読む（学び続ける）
• 自分の頭で考え続ける

ちなみに、
「スマホは検索ばかりで思考力を落とすから、海に捨てろ」とも言われましたが、
私はまだ勇気が足りず、そっとポケットに戻しました（笑）。

■｢何のために生きる?｣と聞かれたら

つい子どもには、
「将来〇〇になりたいなら、もっと勉強しないと」
と言いがちですが、

本当に大切なのは、
誰かの価値観を押しつけることではなく、
「自分は何が好きで、何を大事にしたいか」
を見つけること。

これは、大人も同じですよね。

他人（親や会社）の価値観だけで生きるのではなく、
自分の頭で考え、自分の足で選ぶ。

■人を動かす前に、自分が動く

ここまでの話を、喜納なりにまとめると、こんな感じです。

人生の目的（天命）に向かう途中で仲間を増やす行為が「人を動かす」
そのために、自分自身も磨き続ける

……あぁ、大人（笑）。

信頼できるチームと共に成長し、
チームが成長し、
その先でクライアントも成長する。

それが、今の私の天命なのかもしれません。

■来年は｢学ぶビジネスマン｣でいこう

結局、毎日を変えるのは小さな行動です。

• 人に関心を持つ
• 相手を尊重する
• 学びを止めない